ラフティング(激流下り)の話
 小雪が舞い肌を刺す寒風の中、三角の雨傘帽と胴蓑をつけた「筏師」達の川面に立つ姿は、正に一幅の水墨画を見る思いであった。郡上の杉や檜を「筏」で運搬するこのような風景が昔、長良川上中流域でよく見られたといわれる。

 この「筏」の事を、英語でラフトまたはラフティングと言い、ラフティングが欧米で野外レジャースポーツとして定着したのは、およそ100年前ですが、その原型がなんと長良川上流にあったとは大いなる驚きであります。

 城主織田信長の金華山・岐阜城は、その昔「筏」で運ばれた郡上の巨木で築城されており、正に長良川のラフティングは500年前の歴史を経て今に甦ったと言ってもよいでしょう。
郡上鮎の話
ヤナ場の話
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